アトピー完治も近い?九州大学の論文を読んでみた
わたしはアトピー性皮膚炎です。
今はそれほど酷くはありませんが、生後4カ月から発症し今まで悩んできました。
九州大学がアトピーについての論文を発表
ネットニュースで流れてきたのが≪アトピーによる痒み産生に重要なたんぱく質を発見≫というニュース。
なんのこっちゃと思い、論文そのものを読んでみました。
まあ専門用語がいっぱい出てきて難しい。
何度も読み返し、やっと理解できた。
アトピーで悩んでいる人はたくさんいる
日本人の7〜15%ほどの人がアトピーで悩んでいる。わたしが小学生のころは100人ほどいる同じ学年でわたしを含めて3人いた。目に見えて酷いアトピーだった子が3人。きっと軽度のアトピーなら他にもいたと思う。
わたしはアトピーで虐められることはなかったけれど、陰口を言われていたのは知っている。友達や親がガードしていてくれたおかげで、直接わたしの耳に入ることはなかったけれど。
ステロイドは根本的な治療はできない
ステロイドについては賛否両論ある。
わたしは漢方や針治療法などを行なった上で、ずっとステロイド治療をしている。
痒みによる搔きむしりにより、普段起きているときは我慢できていても寝ているときは無意識に掻いてしまう。
朝起きると、やっとかさぶたになったところまでかき壊している。
ひじやひざなどの関節はアトピーがでやすいため、夏の半袖での露出はかなり嫌だった。寝る前に包帯でぐるぐる巻きにして寝ても起きたら解けていることもたくさんあった。
【論文を読んだ理由】こどもの未来
わたしの父は酷いアトピーである。そしてアトピーは遺伝的する。
もちろん自分が経験済みなので、わかりきってはいたけれど結婚、出産するときには旦那や旦那両親にもアトピーであることを説明済みだ。
快く受け入れてくれたことに感謝している。
しかし、やはりこどもへの遺伝的が気がかり。
幸い2歳半の息子は今まで肌荒れというものを起こしたことはない。夏場に蚊に刺されて腫れやすいくらい。
問題は1歳の娘。この子は生後4カ月ほどから腕の関節あたりにカサカサした小判形湿疹というものが出た。
わたしかかりつけの皮膚科で診察してもらうと「アトピーと診断するほど酷くはないが、後々出てくる可能性は高い」
と言われてしまい覚悟はしていたが、少しでも早く治療法が確立すればいいのに、と自分ではなくこどものために思っていた。
原因がわかれば治療法確立も早い?
簡単にいうと≪特定のたんぱく質が痒みの原因≫ということを突き止めた九州大学。
今まではハッキリとした原因がわからなかったため、ステロイド治療という掻いてしまった後の治療しかできなかった。
しかし痒みという根本的な治療法が確立されれば、搔きむしることがなくなりアトピーで悩む人はグッと減るはず。
どれだけ時間やお金がかかろうと、アトピーが治るのならば出す人は多いだろう。アトピー人口が多いことから、治療法確立は急務であると九州大学は論文の文中で発表している。
治療法確立に期待したい。